第14回目の定例会では、スタッフのきっしーが参加したJOCという団体の、インドで行われた世界会議の報告会を行いました。
JOC(カトリック青年労働者連盟)
JOCとは、フランス語のJeunesse Ouvriere Chretienne の略です。英語ではYCW(Young Christian Worker)といい、
ベルギーのブリュッセルで1919年にカルデン神父によって設立されたカトリック青年組織の一つであり、
アジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの世界中に広がる国際NGO(非政府機関)です。
現在、日本には札幌・湘南・京都・大阪・広島・水島(倉敷)で活動しています。
JOCは、働く若者、これから働こうとする若者であれば誰でも参加できます。
この集まりが行われたインドは、タミール語・ヒンドゥー語など15種類の言語を使う国で、民族衣装として有名なのがサリーです。
街を見て驚いたことはホームレスが多いということだそうです。なかには地面にシートを敷いて一家で生活する人々もいたそうです。
参加者たちはドン・ボコス修道院に宿泊し、パストラルセンターで会議は行われました。
このJOC世界会議では、『"政治から"ではなく"自分の足元"から見直そう』ということで、各国の若者の生活環境や、
就労状況などの話し合いが行われました。
<アフリカ>
ジンバブエ ・物資の輸送不足
・インフラの整備不足
・貧富の差が大きい
・男女の格差も大きい
ガーナ ・女性は売春でしか生きていけない
→HIVの感染が広がる
・低賃金
・失業者が多い
他 ・女性は学校に行かせてもらえない
・15〜16歳で結婚出産する女性が多いが出産休暇がない
<ヨーロッパ>
・肉体労働の方が低賃金
・短期間での仕事が多い
・“研修”という名のタダ働き
・学歴だけが高く技術がない
・若者の引きこもりが多い
・食品が高い
・生きるために働いているのではなく、働くために生きている
<アメリカ…ほぼ南米>
・若者は働いていないし、勉強もしていない
・政府が経済市場をやりくりしすぎている
・高失業率→移住するしかない
<アジア太平洋>
・正社員がなく、契約更新
→26歳まで続けるとそれ以降、正社員になりづらくなる
・非正規雇用が人口の30%
・食の安全が脅かされている
・個人主義が大きくなってきている
・消費主義が大きくなってきている
・結婚すると女性は主婦になるように言われる
・オーストラリアではメディアとJOCのつながりが強い
→若者の困っていることをメディアにアピールしやすい
こういった話を聞くと地域によって差はあっても、やっぱり若い人の正規雇用は日本だけじゃなく
減っているんだろうなと思いました。
なかなかいろんな地域の方々と自分が話をする機会がないので、こういうのを聞けて本当に良かったなと思います。
オートリキシャという乗り物。
男性の額の模様は魔よけらしく、朝模様を書いてから出かける。
家の入口に描かれるこの美しい模様はWelcomeのサイン。
毎朝家の入り口を掃除し模様を描くのがインドの習慣。
インドの女性は生花を髪飾りにするため道端に花を売るお店があります。
道端に牛がいるのも日常の光景。
会議場での食事。カレーは必須!!
分科会…英語のグループ(ドイツ、オーストラリア、ナミビア、タイ、香港、日本)
全体会議。奥のブースは英・仏・西の公用語通訳者用。
一足先に日本が帰国する日
暑い中庭での集合写真
500円の会〜One Coin Fund〜第13回定例会
500円の会〜One Coin Fund〜第15回定例会
定例会
500円の会〜One Coin Fund〜TOP