第１回目の定例会では、スタッフのきむきむ、あさ、まどかの3人が協力してスライドを作成し、説明をしてくれました。

まず会の発足のきっかけとなった韓国のイエスサリ共同体との出会いから説明が始まり、その後の韓日交流、 韓国の支援活動団体「5000ウォンの魔法」の現在の活動状況、支援先の国であるフィリピンの社会的状況と子供達の教育の現状、 そして、「500円の会」の目的と今後の展望について、スライドで写真を見せてくれながら分かりやすく説明をしてくれました。
説明会の後は、皆で一つのテーブルを囲み軽食をしながら交流をする時間も設けられました。
今月の定例会は記念すべき第１回目の募金活動開始の日でもあり、お金を集めた封筒は、皆の思いが詰まったずっしりとした重さになりました。
賛同金につきましては月末に集計し、報告いたします。

私たちは現在、韓国の団体のホームページやメール、電話などを通して、私達の活動を報告したり、韓国の活動を報告してもらったり、という交流を行なっています。
また、来年の５月のゴールデンウィークには、韓国の団体の青年達と日本の青年達から希望者を募って、一緒にフィリピンへ行き、直接、 資金がどのように使われているのかを見学する、というスタディツアーが行われるので、何人かは参加する予定です。



＜韓国の活動＞

韓国ではイエスサリのメンバーが中心となって「5000ウォンの魔法」の活動を行っています。
1人月5000ウォンを基本としてお金を集め、それを支援先のフィリピンに送金し、学校に通えない子供達の学費に当てています。
集められたお金は現地にいるコーディネーターのシスターの口座に直接送金され、そのシスターが現地の状況や子供達の状況を見て支援する子供を選び、選ばれた子供達の様子や現地の様子などはホームページを通してシスターが写真や文章で状況を教えているようです。
会員は不定期で会議を開いて、交流をかねて集まっているようです。

＜成果＞

「5000ウォンの魔法」の会員数は41名で、現在までに120万ウォン（日本円：13万円程度）が集まったそうです。
子供の母親達から韓国の「5000ウォンの魔法」宛てに感謝の手紙が届いたり、ただお金だけの支援ではなく、交流を含めて支援するという目的で活動を行っています。



対象国のフィリピンについて・・・

フィリピンの教育制度は、２年間の就学前教育（日本では幼稚園）、６年間の初等教育（日本と同じ義務教育）、４年間の中等教育か３〜８年の高等教育がある。
現在では、初等教育の就学率はほぼ１００％となっているが、１割ほどが、中途退学している。
１割ほどの子どもの中途退学の理由は、家族の経済的貧困がある。
就学人口、教師、施設の不足により６年生を実施できない小学校（４年生や３年生までの学校）が存在する。
そのような小学校の地域に住む子どもたちは６年間初等教育を受けられない。
その他、家族の収入水準の低下、子どもの数の増加、言語（英語、タガログ語・・・）、などの問題がある。



フィリピンってどこだろう・・・

資源に乏しく、農業、軽工業、サービス、リゾートを中心とした観光業が主要な産業であるため、石油価格の変動を受けにくく、近年は外資の直接投資も増え始め経済通貨は比較的安定してきている。
1969年、（毛沢東思想による革命と体制変革をめざす）フィリピンの共産主義・毛沢東主義勢力は、新人民軍（NPA New Peoples Army）を結成し、フィリピン政府軍に対する武装闘争を開始した。
新人民軍（NPA）は、フィリピン全国に展開し、フィリピンの軍隊・警察・インフラ・企業に対する武力攻撃を繰り返し、フィリピン政府軍は新人民軍（NPA）の武力攻撃に対して掃討戦を継続しているが、海外のテロ支援国家の支援を受けるNPAを完全制圧することは難しく、2007年10月現在、武力行使は継続中である。
新人民軍（NPA）だけではなく、モロ・イスラム解放戦線（MILF）、アブ・サヤフ・グループ（Abu Sayyaf Group）の武力行使に対して、フィリピン軍とアメリカ軍による武力掃討とともに、武装勢力の指導者との対話・交渉による、和平協定の締結、武力紛争の終結、武装解除を目ざしているが、2007年8月現在武力紛争は継続中である。
このように、フィリピンでは今なお紛争が絶えない状況におかれています。
その中で、両親を失った子どもたちや学生のために支援をして学校に通えるようにしてあげたいと私たちは思います。


司会のあさ・まどか・きむきむ


参加者


交流会


交流会


交流会







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